キャンプをこれから始める方が、キャンプ用品を選んだあとに進む次のステップです。キャンプ場が沢山ありすぎてどこを選んだらいいかわからないというのが、初めてキャンプに行く方の悩みの一つだと思いますので、これからその悩みを解決すべく、キャンプ場を選んで予約するまでの流れを一つ一つ解説していきます。

 

1 キャンプ場について調べておきたいこと

 

キャンプ場が個別に公開しているホームページやキャンプ場情報をまとめたサイトから情報を集めます。例えば楽天トラベルからも検索は可能です。都道府県別、地方別のランキングから近隣のキャンプ場を探せば比較的簡単に良いキャンプ場が見つかると思います。なかには掲載されていないキャンプ場もありますので、キャンプ専門情報誌などからも情報を集めるとお気に入りのキャンプ場が見つかるかもしれません。

 

確認しておいた方がよいと思われることを表にしましたので参考にお使いください。代表的なもののみを書いております。他にも気になるところがあると思いますのでじっくり調べてみましょう。

 

 

キャンプ場について事前に確認しておくとよい内容

 

1. キャンプサイトの種類

 

◇区画サイト

綺麗に隣と区切られたサイト。段差もしくは低めの植物や木で隣との境界が設定されています。車もその区画内に駐車できるようになっているキャンプ場がほとんどなので荷物の積み下ろしが楽に行えます。区画サイトの中でも自分でテントを組み立てる「テント持ち込みサイト」か、予めテントが設置されている「常設テントサイト」かの違いがあります。また区画サイトの中には家電が使える電源サイトもあります。スマホのバッテリ―が気になる人は電源サイトを選ぶか予備バッテリを準備しましょう。

 


 

◇フリーサイト

空いている場所に自由にレイアウトできるサイトです。自分の好きな場所に好きなようにレイアウト出来きます。閑散期や平日には周りとの距離も取りやすいですが、その反面、大型連休や休日の混雑する期間は、場所取りに失敗すると隣のテントと近づき過ぎたり、雨の日に水たまりになったりするので注意が必要です。

 


 

◇コテージ

家具、家電などの設備がそろっている宿泊施設のことを言います。部屋がいくつかあり、複数人で泊まるのに適しています。

 


 

◇バンガロー

一部屋のみの小さな小屋タイプの宿泊施設です。広さは6畳ほどで、設備は照明と電源のみのところが多いです。中にはエアコン、テレビが付いているところもあります。コテージに比べると宿泊料はお手頃ですが、寝るときは寝袋が必要ですのでテントの代わりとして使うようなイメージになります。

2. キャンプサイトの大きさ

 

縦横10m×10mあると広さとしては十分あると考えます。テントとタープを両方設定できて、調理スペースも確保できます。それ以下となると手狭で圧迫感があり、隣のサイトとの距離が気になるかもしれません。

 

3. チェックイン、チェックアウト時間

 

◇チェックイン時間

ホテルと同様、キャンプ場にはチェックイン時間の決まりがあります。休日の時間を最大限に活用するため、朝一番に到着してすぐさま設営を開始したいところですが、一般的に13時から15時くらいにチェックイン時間が決まっています。場所によっては別料金を払えば通常のチェックイン時間よりも前に入れてくれるところもあります。

 


 

◇チェックアウト時間

チェックインと同様、キャンプ場にはチェックアウト時間があります。午前11時から正午くらいまでにキャンプサイト内を綺麗に撤収して出ておかねばなりません。ゆっくりしているとすぐに時間が来てしまうため、朝ご飯を食べたら少しづつ撤収にむけて動きだす感じになります。

 

4. お風呂、トイレ、炊事場

 

お風呂、トイレ、炊事場の設備があるか、綺麗かどうか気になるところと思います。例えばお風呂は現地で予約する家族風呂のところもあれば、浴槽はなくシャワールームのみのところもあります。綺麗さはキャンプ場によって様々です。勝手に決めたリンク先の基準でいうと、ほとんどのキャンプ場は☆3つくらいだと思います。それ以上のところもありますが、それらは水回りにかなり力を入れているキャンプ場だと思います。

 

5. レンタル品の種類、予約方法

 

インターネットから予約できる場合もあれば、電話で予約する場合もあります。借りたいレンタル品があれば、事前に予約ができるか空きがあるか確認してみましょう。

 

6. 売店があるか

 

キャンプ中に足りないものをちょっと買い足したいときや、買い忘れたものがあるときに便利です。氷、薪、炭、燃料、飲み物などが売っていれば安心です。

 

7. コインランドリーがあるか

 

2泊以上するときや小さなお子様がいるとき、ちょっと洗濯できると安心です。

 

8. キャンプ場の標高・気温

 

標高が100m上がると0.6℃下がると言われています。1000m級の山のキャンプ場は0mの市街地よりも6度気温が低くなる計算ですので、車から降りた瞬間から別世界です。寝るときに寒くないか、服装は適切か確認しましょう。

 

 

 

2 キャンプ場を予約する

 

お気に入りのキャンプ場を見つけたら、次はキャンプ場を実際に予約してみましょう。キャンプ場はインターネットによる予約に対応しているところがありますので、キャンプ場が個別に公開しているホームページやキャンプ場予約サイトから予約をすることができます。キャンプ場の様子や設備はその予約サイトからある程度事前に調べることが可能ですのでいろいろ比較してみましょう。初めのうちは、車を横付けまたは近くに駐車できるオートキャンプ場を利用するのがいいかもしれません。荷物の搬入、搬出が楽になりますし、車にしまっておくとよいものがいくつかあるためです。詳しくは別途step3で説明します。

 

3 初めてキャンプの計画を立てるときは

 

少しずつやれることを増やしていく
初めてのキャンプは、分からない事だらけでキャンプ場に着いてからキャンプの設営が完了するまで以外に時間がかかってしまうと思われます。楽に考えて初めから全部やろうとはせずに少しずつやれることを増やしていきましょう。教えてくれる人が一緒に行ってくれるのであれば問題はありませんが、そうでない場合はできるだけ設営に時間をかけずキャンプ本来の楽しみに時間を割けるように計画して、予約しておくのがよいと思います。
コテージ・バンガローをお勧め
例えばコテージやバンガロー等を利用することで、テントの設置・片づけの手間を省いたりするのがお勧めです。始めはタープのみ自分で設置するくらいが丁度よいかもしれません。最近のテントはポールに色が付いていたりして組み立てやすくなっているとはいえ、テントとタープを初めて自分で設置すると思った以上に時間がかかります。説明書とにらめっこの時間が長くなり、最終的にはyoutubeで組み立て方を動画で何度も確認したりするようになります。そのうちに、一緒に来た友人、彼氏彼女、家族と険悪なムードになったりするかもしれません。しかも片付けのときも同じ状況だと最悪です。
本来の楽しみの時間を出来るだけ確保する
キャンプに慣れるまでは、そういった状況をなるべく避けて、自分が楽しいと思える時間 (食べる・飲む・ワイワイもしくはゆったり遊ぶ時間など)を出来るだけ確保できるような楽しい計画を立てましょう。

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。次回はキャンプ未経験から始めるstep1-3 「step 3 キャンプ場での過ごし方」をお届けします。 

 

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