

登山、トレッキングで向かうキャンプ場
坊がつるキャンプ場は広大な坊がつる湿原の1画に設けられており、炊事棟とトイレ、避難小屋だけがあります。車で直接来ることはできないキャンプ場なので徒歩でしか行くことができません。主な出発地は長者原か牧の戸峠で、どちらも広い駐車場があります。長者原と牧の戸峠の中間地帯にある大曲駐車場や比較的楽な歩きで到達できる吉部駐車場からも行くことができます。
6月はミヤマキリシマ、10月は紅葉
いずれの出発地からもミヤマキリシマが咲く6月初旬の週末、紅葉が盛りの10月中旬から下旬の週末は大変混みあいます。また同じように坊がつるキャンプ場もテントを張る場所を見つけるのに苦労します。
出発から約2時間でキャンプ場へ到着
私が最近登ったのは、6月の平日で長者原から出発しました。長者原からはビジターセンターの裏からタデ原湿原の木道を通り、やがて樹林帯の中を進みます。いくらか急な坂を乗り越えて雨が池からは、いくらか楽な道となります。岩がゴロゴロしている道を緩やかに下っていくと約2時間で坊がつるキャンプ場へ到着しました。早速テントを張り、重い荷物はテントの中に入れて再出発。今回の目的の平治岳へと向かいます。
見渡す限りミヤマキリシマに覆われた花園
この日は朝から雲が多くやや心配でしたが、だんだんと青空が多くなってきたのでワクワクしながら大戸越への厳しい登りを進みました。大戸越からはピンクのミヤマキリシマをたくさん纏った平治岳の山肌が見えました。ここからはあえぎあえぎしながら頂上を目指します。平治岳の山頂は2段型になっていて、最初のピークにつくと見渡す限りミヤマキリシマに覆いつくされた花園となっていて、周りからは登山客の歓声が上がっていました。
温泉、夕焼け、星空を堪能
頂上では360度のパノラマを楽しみ、ゆっくりと下山。坊がつるキャンプ場に戻り、すぐ近くの法華院山荘の温泉へ行きました。湯船からは夕焼けの空をバックに大船山を見ることができました。キャンプ場に戻ってからはゆっくりとお酒を飲みながら夕食。満点に広がるお星さまがおつまみとなりました。